2013年

9月

07日

下妻の犬、そして子犬6匹しか

9月5日、茨城県動物指導センターから引き出したわんちゃん。

 

お名前募集中です。

 

こんなに可愛い、女の子。

 

まだまだ若そう、無駄吠えなし。

 

とてもおだやか。

セッターが入っていて、ぶち模様のチャーミングな容姿です。

うねうねさんは、

「助けてあげて」と頼んだのは私だから、私には責任があるわ、

カンパさせてね、

と笠間まで同行くださいました。

8月末に、下妻から電話相談がありました。

 

「放浪犬が目の前で捕獲器に入って連れて行かれてしまった、

人慣れしているので助けてほしい、捕獲器のなかでもなでたら尻尾を振っているいい子」


「あなたの家の庭で一時保護をしてあげられませんか?」

 

「家のなかで猫を2匹飼っているから無理です」

 

「庭はあいているでしょう?

うちの会員たちは保護犬猫でいっぱいです。十匹はざら、数十いる人もいます。

1匹を庭で、あなたが保護することはだめですか?」

 

「無理なんです。」

 

どんな事情があるのでしょうか。

電話口で、相手も私も泣きました。

 

シェルターは犬猫をたくさん抱えて人手不足、

宿泊ボラさんと朝のお散歩ボラさんに負担がかかる、

どんな病気があるかもわからない、かかる費用はどのくらい?まったく不明です。

 

依頼者は丸投げされています。

里親さがしや日々のお世話の協力ももらえません。

保護に要する医療費やフードも私たちが工面しなければ、このわんちゃんは助けてあげられません。

 

私たちは来年の助成金ももらえるかどうか不明、

自分たちのシェルターすら来年以降の維持の確約がもてない現実で、

このように一般の方から丸投げ依頼された動物をすべて収容するわけにはいきません。

 

依頼者は、指導センターのHPにこの犬が掲載されているページ(写真あり)もリンクして知らせてきました。

 

私たちは写真をみて、もだえるように苦しむのです。

 

国や県、自治体の公的な保護シェルターのない日本では、

行政センター収容は99パーセント殺処分を意味します。

 

皆さん誰かに助けてもらいたい、

犬1匹、猫1匹を、自分が預かってなんとか生かそう、との思いが国民1人1人にあれば、

公的シェルターはやっぱり必要だ、との意見が通って

殺処分ゼロも実現するかもしれません。

 

もしも、目の前の1匹を、まず自分が生かそう、助けよう!と国民全員が思ったら。

 

「蛇口を締めろ」との本気の声があがって、霞ヶ関も無作為のままではいられなくなるでしょう。

国会議員らも、票集めの下心によるうやむやな対応で我々をごまかすのではなく、

生体販売を見直しペット産業や医薬品業界を支える闇の構造自体にメスを入れざるをえなくなり、

ペットショップの経営者も悪徳繁殖業者も実験動物生産業者も生き残れなくなるような法の制定が実現し、

動物福祉向上といのち重視の動物行政が実現する日がくるでしょう。

 

だから私たちに助けてとおっしゃるだけでなく、センターに、役所に、警察に、県に、国に、私たちの代表者である議員に、ぜひとも伝えてほしいのです。

 

「目の前で連れて行かれたあの子を助けてください、殺すのでなく、生かす国にしてください」

「殺すのは非文明、やめてください」

 

声を届けることなく

当たり前のように愛護団体に保護依頼をすることで解決してしまうのでは、

状況は変わらないのです。

 

******

 

 

今回の保護依頼では、まず会員のMLに事の次第を流しました。

「助けてあげましょう」との意見が会員たちから届きました。

 

負担のかかる宿泊ボランティアさんたちに意見を聞きました。

「増えてもいいよ」と言ってくれたTさん。

理事会にはかり、

センターに引き出しの依頼の連絡を入れ、ワクチンを接種して個室に入れてもらい、

動物指導センターにお迎えにいきました。

センターに半月いた間、この下妻のわんちゃんは、

収容犬が次から次へとガス処分機のなかに消えていくのを見届けてきたのです。

 

「日本にはアウシュビッツがある」

このように世界で言われているのを、動物に関わる仕事をされている獣医師会は

いったいどのように感じられているのでしょうか。

 

私たちは動物の専門ではありません。

 

獣医学部や飼育コースで履修したわけでもなく専門知識もありません。

 

それなのに、やむにやまれず仕方なく、素人なのに

このような活動をしています。

 

動物の専門家こそ、国際情報を私たちに知らせ、私たちに飼育の教育をし、

動物行政にもっと政策提言していくべきです。

パルボ蔓延するセンターから来たので、おかめ宅で体調を管理して感染がないことが確認されたら

シェルターに移動します。

しばらくは散歩も庭のなか。

 

この日はセンターにゆーさんも同行されました。

 

CAPIN譲渡会(守谷商工会祭り)に備えて、子犬の引き出しをするためです。

 

ゆーさん曰く、

 

「私はほんとうは引き出しをメインにして活動したいんです」

 

つらい現実をみつめることからスタートすることをわかっているゆーさんです。

 

全部は無理でも、1匹でも助けてあげることの大事さを、感じています。

助けて!とでも言うように、駆け寄ってきたたくさんの子犬たち。

まだ2ヶ月に満たないこの子らを

 

全部引き出してあげられる力が私たちにあれば。

 

譲渡力、スペース、お金、何より人手。

 

20匹いた子のうち、6匹を選ばねばならなかった。

 

そのつらさは言葉に出来ないものです。

ごめんね。

ごめんね。

ごめんね。

ごめんね。

「こんど うまれてくるときは 

 

原発と 殺処分機 のない時代」

せめて子犬はみんな助けてあげられるだけの力がほしいです。

協賛企業

RING!RINGプロジェクト
RING!RINGプロジェクト
オートレース
オートレース
財団法人JKA
財団法人JKA

リンク

動物愛護を考える茨城県民ネットワーク
動物愛護を考える茨城県民ネットワーク
全国動物ネットワーク
全国動物ネットワーク
ANJシェルター里山日記
ANJシェルター里山日記
セキスイハイム
セキスイハイム
いつでも里親募集中
いつでも里親募集中
ロンリーペット
ロンリーペット
東北地震犬猫レスキュー.com
東北地震犬猫レスキュー.com

画面上のタイトルをクリックすると大きな画面で見ることができます。