栗ちゃん、ルル、ひかる、どんぐり

栗ちゃんは、11月に、おそらく交通事故で背骨が折れ、動けなくなっていたところを保護した犬です。

 

保護してすぐに病院へ連れて行きました。

 

24時間以内の外科手術でつながることもあるからです。

でも、事故から何日も経っていたのでしょう。

熱が高く、長いこと排尿ができないために膀胱炎を起こしているようにみられました。

 

レントゲンを見ましたが、明らかに切断されずれていました。

 

「もう遅いよ。神経が切れているから麻酔なしで去勢をするよ」

神の手、と呼ばれる都内の獣医さんに処置をお願いし、抗生剤やドレーン、注射器をもらって

茨城に帰りました。

 

シェルターで朝晩、管を入れて排尿させていましたが、膀胱炎との戦いです。

みんな必死。

ほとんど動けない、瀕死の状態の、でもバンビのようなくりくりした瞳が愛くるしい栗ちゃん。

痩せすぎて、腰の骨がくっきり見えていました。

状態を起こしても、前脚に力がなく、へなへなと崩れてしまいます。

ほとんど横になっていた栗チャン。

 

(こんがり焼き栗のような色から、栗チャンと呼んでいました。)

 

栗チャンのおしっこですが、そのうち、おなかを押せば自分で出せるようになってきました。

膀胱収縮剤を処方してもらい、夜に飲ませたら、朝に少しおなかに触るだけでおしっこが出るようになったのが12月。

 

そして、少しずつ体力がついてからは、前脚で這いずって動くようになり、

驚いたことにだんだんと後ろ脚も動き始め、自分で立とうとするような仕草をすることがあり、みんなでびっくり!

 

「えっ、神経が切断されていたんじゃなかったの?」

(去勢、痛かったんではないのオオオオ???)

 

「歩かせたいね~!

何とか自由に動けるようにしてあげたい!」

ボランティアのみんながそう思っていたところに、やはり救いの手が差し伸べられました。

 

nekonekoさんが、ブログで栗チャンのための車椅子を募集して下さり、それをご覧になった

九州・福岡在住の動物ボランティアさん(フラット・コーテッド・レトリバーという犬種のわんちゃんを保護され、

福島の被災犬も迎えていらっしゃる)モナミママさんから、車椅子が送られてきたのです!

 

モナミママさんのブログ、

「同じ空の下で」

  http://ricarica.blog77.fc2.com/

 

ありがとうございます。モナミママさん、栗のために福岡からたくさんの思いを届けて下さって、お陰様で

栗はこんなに元気ですよ。栗にかわってお礼を申します!

 

 

 

送っていただいた車椅子がきっかけで、栗チャンは自信がみなぎり、筋力もつき、

表情が輝くように一変しました。  

 

フンともスンとも言わなかった栗チャン、声が出せないのだろうかと心配していた栗チャン。

これが、他の犬に対して大声で吠えたてるまでに、犬らしく変身しました。

私たちも感動してしまいました。

 

栗チャンの笑顔をみるたびに、私たちもしみじみとした幸せな気持ちを味わっています。

 

うれしいことに、老犬チャッピー、白いカイト、チャイの3匹が、栗チャンを受け容れて仲間として認めたのです。

 

栗チャンがいっしょにいても、吠えたりいじめたりせず、チャイなどは寄り添うようになって、

カイトよりも栗チャンのほうを労るような気配です。

 

カイトはジェラシー???

そうでもなく、みんなで仲良く自然体で、私たち人間もうれしい驚きでした。

左から、栗チャン(下半身が動かない)、チャイ(前脚が切断されている)、カイト、チャッピー(老犬、白内障、目がほとんど見えず)。

 

白犬のカイトはまるで介護士だね、と話しています。

以上、photo:nekonekoさん
以上、photo:nekonekoさん

栗チャンの不敵な笑いがまたチャーミングですね。

こちらは、豆柴。

 

 

 

ゆーさんがM市役所から保護した豆柴ルルは、大家さんのN家の子になるって!

 

ラッキーなルル、よかったね。

 

足がちょっと不自由な、怖がりのルルちゃんは、これからとびっきり幸せになるのです。

 

 

いっぱい可愛がってもらえるんだよ、よかったね。

おめでとうルル!

 

 

 

photo:nekonekoさん
photo:nekonekoさん

この子は、ひかるくん。

 

ゆーさんがM市役所→指導センターから引き出され、CAPINシェルターにやってきました。

 

しつけ教室のときには、主役でした。

 

みんなから可愛がってもらって、だんだんと落ち着いてきました。

でも引っ張りがきつく、やんちゃで甘えん坊です。

とても賢いわんちゃんですので、適切なしつけが必要です。

すると、助っ人が現れました!

千葉の愛護団体のNPO法人ワンパ-スさんです。

 

東京や千葉でピットブルの保護活動をなさっているワンパースさんは、ゆーさん窓口で茨城県のセンター収容犬を引き出しに来られました。

 

2月27日、その帰り道にシェルターに寄って下さり、ワンコたちの様子を見て、色々なアドバイスを下さいました。

 

また、しつけトレーニングでひかるを1週間お預かりいただけることになったのです。

 

心強い仲間が千葉にもできました、ほんとうに嬉しい交流です。

これから情報交換をさせていただき、交流を深めたいものです。

CAPINではセンターからの引き出しが可能ですので、1頭でも多くの命を助けるお手伝いができれば、

何よりです。

 

行動力のある、元気なゆーさんのおかげで、CAPINの活動も広がってきました。

 

左の赤いジャケットを着ているワンコは、もふなさんが保護した「どんぐり」です。

 

痩せて食欲もなかったので、みなさんが心配して病院へ通ったり薬を飲ませたりと

世話を熱心にして下さっていました。

 

ずっと体調管理中でしたが、このところ、ぐっと元気になりました。

 

小さな体で頑張っています。

 

性格が可愛いです!大事に飼って下さる家を探してあげたいものです。

 

どんぐりの家族を!

 

 

 

 

http://ameblo.jp/tsukuba-cats/

 

nekonekoさんのブログにもCAPINシェルターの犬たちが登場しています。

 

更新も頻繁ですのでこちらもぜひご覧下さい。

シェルタに見学に来た二十歳の女の子と、大家さんの保護猫くん。

 

甘え顔がたまらない。

 

 

マナさんは、日立の野良猫のTNRを頑張っています。この猫さんで手術は3匹目です。

 

これからプリン先生にお届け、手術だそうです。

 

お疲れ様、各地の猫助けのみんな!

 

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