チャッピーが7月27日に虹の橋を渡りました。
なかよしだったチャイと。
皆さんに可愛がられて、チャッピーは幸せでした。
最後の頃は、こんな表情をしていたんです。
こんなに嬉しそうに人を見上げています。
可愛がられて、安心しています。
よかったです。
ありがとう、とチャッピーはみんなに伝えているようです。
しばらく心の整理がつきそうにありません。
8月になったら緑内障の手術をする予定でした。
お別れはずっと先だと信じていました。
こんなにあっけなくあちらに行ってしまい、小さなお骨になってしまいました。
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君からはたくさんの勉強をしたよ。
脳の障害。
赤いおしっこ。
でも何とか助けたく、フィラリアの手術をしてくれる病院を探して東京に行った。
時間との闘い。
フィラリアの親虫はそうめんのようにつややかで細かった。それが何十本もとれた。
茨城には予防をされずに5~6歳でフィラリアで亡くなる犬が多いのに、なぜこれを治せる病院が少ないのか。
いろんな現実がわかった。
狭くて暗いところが恐かったのか、突然豹変して、何度も噛まれた。(まだ上腕に歯形がついている。)
チャッピーの心の闇がただ悲しく、寄り添うしかなかったな。
でも信頼する人には、たっぷり甘えてくれたチャッピー、
シェルターに来たばかりの頃は攻撃が激しかったけれど、場所に慣れたら穏やかになった。
男の人にすら、慣れてくれるようになった。
最後はこんなに笑ってる。
(写真では、ドラメイさんのパパさんに、甘えてこんな表情をするようになった。
愛情をかけて下さり、ほんとうにありがとうございます。
男の人がやさしい、ということをわかってから旅立てました。)
なぜか、愛されていたんだネ。
葬儀には10人以上が駆け付けて下さって、チャッピーはあたたかく見送られて、こんなに幸せだったことないね。
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保護したときは、腎臓も肝臓も最悪の数値で、あと2週間の命だったと言われました。
突発的な攻撃性など、飼いにくい条件ばかりで、アメリカではすぐに安楽死だったそうです。
でも、こんなに飼い犬としての条件が最悪な犬さえも、
人に愛されて、人を愛することができるということがわかりました。
だったら安楽死してもよい命などないのだな。
命はひとつ。
雑種でも大型でも中型でも、病気でも、等しい重みの命。
飼いやすいか飼いにくいかは、実はあまり重大な問題ではないのかもしれません。
どの子も、オンリーワンな命と考えれば。
この子は貰い手がつきそうだ、とか、これじゃ譲渡がきびしそうだ、とすぐに考えてしまいがちの私たちですが。
たくさんのことを教えてくれて、ありがとう。
ボランティアのみんなをつなぐかすがいのようだったチャッピー。
怒り狂うような激しさがあって、同時にとろんと甘いチャッピー。
これからも私たちのシェルターを見守っていてほしいな。
チャッピーが見守ってくれていたら、どんなことも耐えていけるような気がします。
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